男声合唱団 くるり庵
Choeur Lien
男声合唱団くるり庵は、20代から60代のメンバーで構成される小さな男声合唱団です。「くるり庵」というのはおそば屋さんの名前みたいですが、当初は「Choeur Lien(クール・リアン)」(Lienは絆という意味)という名前で発足したのですが、やや女性的な印象を受けるので、団員の発案で「くるり庵」にしました。 わたしたちは指揮者を立てず、自分たちで音楽を創っています。(団内で音楽的なリーダーは立てています)。指揮者を立てずに音楽を創るのはたいへん難しく、音量のバランスの調整やテンポを合わせるのには苦労しています。そのため、2グループに分かれて聴き合ったり、録音したものを聴いて修正したりしています。ただ、音楽的なコンセプトや発声のメソッドは一致しているので、その点では苦労しません。すなわち、日本語を美しく歌うこと、やわらかで力強いハーモニーをつくることです。 自分たちで音楽を創るようになって痛感したのは、今までいかに指揮者に頼っていたかということです。音量のバランスから音程、テンポなどすべてにわたり指揮者に依存してきました。今は、お互いに聴き合って、バランスやハーモニーを調整しています。テンポも全員で息を合わせるようにしています。発声や音程等に関しても、お互いにアドバイスし合っています。これまでけっこうなあなあの部分もありましたが、少人数ということもあり、一人一人の技術と音楽性を伸ばしていくことが最重要課題なので、遠慮せず指摘し合うようにしています(私もよく、「村野さん、そこ、音低いです」と言われてます)。詩の解釈や曲想やテンポについてもよく話し合います。そうした練習はとても充実感があります。 ぜひ、私たちの合唱を聴いていただき、こうした音楽づくりに共鳴してくださる方の参加をお待ちしています。 (文責 村野)
くるり庵について
くるり庵は合唱祭やコンクール等への参加と、イベントに向けた練習が主な活動です。練習日は毎週土曜日18:30から21:00で、主に東上野区民館に集まっています。取り扱う曲は無伴奏男声合唱曲が中心で、団員が歌いたい曲を募って選曲しています。